うつ病のこと うつ病治療のこと ペット

美術家から学ぶ「自立」の大切さ

投稿日:2016年2月4日 更新日:

突然ですが、みなさんはペットを飼っていますか?

子猫がくつろいでいる写真

私の家には猫がいます。野良猫だったんですが、よく喋る甘えん坊で、寝るときはいつも一緒、まるで自分の子供のようです(笑)

まあ、たまにはスリッパ持って追いかけることもありますが(苦笑)半分本気、半分遊びみたいなものです。いずれにしろ、無くてはならない存在です。俗に言う「癒やし」ですね。

で、本題なのですが、うつ病などの精神疾患を患っている方が「癒やし」を求めて、または家族や周りの人が「癒されて欲しい」と思ってペットを飼ってあげようと考えているのなら、家族と本人、必要であれば主治医とでよく話し合って、本当に大丈夫か検討して欲しいと思います。

というのも、うつ病の母も、私自身も私の家族も、苦い経験をしたからです。

最近では「癒やし」という言葉があらゆる場面で、いろんなところで使われていますよね。

その「癒やし」という言葉と「ペットを飼う」ということについて、うつ病の家族を支える側として少し思うところがあったので書いていきたいと思います。

「癒やし」という言葉に含まれるもの

プロフィールにも書いていますが、私は写真を撮るのが趣味です。その繋がりで絵描きの知り合いが何人かいまして、その中の1人から「横尾忠則」という美術家のことを教えてもらいました。とても有名な方ですから、みなさんも名前を聞いたり、どこかで絵を見たことがあるかもしれませんね。

ユニークな思考をお持ちの方で、独特な絵を描かれていますので機会があったらぜひ見ていただきたいなと思うのですが、その横尾さんが著書の中で「癒やし」について書かれています。

美術の話しではあるんですが、うつ病の治療、うつ病の人を支える側の考え方にも繋がる大切なことだなあと感心しました。

世の中では「癒やし」という言葉が流行っているけど、曖昧な言葉ですね。その人間を変えようとする力がないし、生ぬるいお風呂に何時間も浸かっているように、今のまま気持ちよくとどめようとするだけで、自立の意欲を殺すものが多い。美術にとって必要なものは自立なんです。人を救うということは、人を自立させることだと思う。「癒やし」なんてどこにも自立がない。あくまでも社会の中の個人じゃなく、俗世から切り離された個の目覚めしかないと思う。「横尾流現代美術」より

厳しいな……と思われたかもしれませんね。

私はこれを読んで少しスッキリした気持ちになりました。なんとなく自分の中で似たような考えがあったんだと思います。

ペットのことまで構っていられないという現実

すべての「癒やし」が役に立たない、ダメだとは思いませんが、少なくとも人が変わるには「自立的」でないと難しいのかなと思います。

うつ病の方は通院して、カウンセリングを受けて、薬を服用しながら治療していきますよね。家族や周りの人はそれを支えていくのですが、最終的には本人の変わろうとする意思だったり、潜在的な力だったり、そういう「生きている」「生きていく」というダイナミズムが重要だと思うんです。

また、現実的な問題として、重度になると自分のこともままならなくなるので、ペットのことまで構っていられない可能性があります。もちろん症状や精神疾患の種類にもよりますので一概には言えませんし、飼っているペットが心の支えになっている人もいます。

でもそれは、同居人がいたり、本人の他に世話をする人や協力者がいるからこそできている場合もあるので、生き物を飼う前にはよく話し合いをして欲しいなと思います。

すでに今飼っている場合も再度家族で話し合いをされてみてはいかがでしょうか。

本人が「変わりたい」「新しい自分を創る」という気持ちになってきたら、ペットを飼うタイミングかなと、私個人はそう思います。

アイキャッチ用画像出典:Gadabout

コンタクト用

ブログの記事に関すること、情報商材のこと、誰かに話しを聞いて欲しいなどなど、ブログのコメント欄からはちょっと聞きにくいなあというようなことなどありましたら、こちらからご連絡ください。

今現在、うつ病などの精神疾患でつらい方、ご家族にうつ病患者がいる方、どちらでも大丈夫です。なにかお力になれるかもしれません。
内容によってはお答えするのが難しい場合もありますが必ず返信します^^








-うつ病のこと, うつ病治療のこと, ペット

Copyright© うつ病の人に家族がしてあげられること , 2019 AllRights Reserved Powered by micata2.