母のこと 転移性肺がん

母に何もしてあげられないのなら、自分のために。

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広島の自宅に戻ってきました。

病院を出る日の朝、顔見知りの看護師さんと話をすることができたので、
母の痛がっている箇所や頻度などを相談したところ、骨に転移している可能性は
否めないとのことでした。

そろそろ、そういった痛みが出始める頃かもしれないと。

今は医療用麻薬(モルヒネではない)で痛みを抑えていて、
今後痛みの度合いによって、麻薬の量と回数を増やしていくそうです。

それが追いつかなくなってきたら、いよいよモルヒネに変更されるとのことでした。

なんだか現実的な話をされればされるほど、他人事のような気持ちになります。

その日の夕飯は少ししか食べなかったと、妹から連絡がありました。

私が広島に戻る日は母がお風呂に入れてもらう日でした。

しんどいけど、お風呂には入りたいといい、なんとか頑張りました。
部屋に戻って、指のガーゼを交換してもらってから、私の娘が母の顔と手に保湿剤を塗ってあげました。

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爪が剥がれるのを防止するために、指には包帯をしています。
私が滞在中に、1枚剥がれましたが痛みはなかったようです。

このあと、耳かきもしました。
耳垢がたくさん入っているので子供は大喜びでした(苦笑)
指が痺れてうまく動かせないので自分での耳かきが難しいのです。
誰も取ってあげなかったの……?と思いましたが。不快だったろうに、と。

抗がん剤をやめてから、3ヶ月近くになると思うんですが、
髪の毛が生えそろうまでには時間がかかりますね。
なぜか、まつ毛は短いですがきちんと生えています。

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まさか、母のこういう姿を見ることになるとは思ってもいなかったですし、
トイレの介助(お尻を拭いたり)をこんなに早くすることになるなんて想像もしていませんでした。

痛みもそうですけど、できていたことができなくなっていく辛さや、
髪の毛が抜け、肌が黒ずんでいき、爪が剥がれるなどの見た目の変化に対する不安。

これらすべて、私は母ではないのでわかってあげられません。
共感しようとはしますが、無理な話しなのです。

だったら、残された時間は「母のためではなく、残された、生きる私のため」に使おうと。
私自身が、母との思い出を胸に、これから起こるであろう様々な苦悩や困難を乗り越えるために。

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